改めて、CSSとは(Cascading Style Sheets)
拡張子 .css (CSSを適用させる方法は3つ有ります。)
HTMLだけでの作成は、背景が白、文字が黒にしかなりません、これを装飾するのがCSSになります。
CSSは、HTMLとは別のファイルに記述します。
プロゲートより
HTMLで用意した要素に対して、CSSを用いて「どこの」「何を」「どうする」かを指定することができます。
図の例では、「h1要素の」「color(色)を」「red(赤)」にしています。
(このときの対象(要素名)をセレクタ、変更項目をプロパティと言います)
2024.02.05 (60)
CSSファイルを読み込んで適用させる(1番一般的な方法です)
(.css)の拡張子がついたCSSファイルを作成し、それをHTMLファイルに読み込ませ適用させる。一括で管理が出来、修正する場合も1つのCSSファイルを変更するだけなので簡単です。
適用方法
HTMLファイルの<head>内に<link>タグを使ってCSSファイルを指定します。rel属性に(stylesheet),href属性にCSSファイルを指定すれば、CSSファイルに書かれた装飾を適用できます。
例
<!doctype html>
<html lang=”ja”>
<head>
<meta charset=”UFT-8″>
<title>柴犬の生活</title>
<meta name=”description” content=”柴犬の好きな物、日々の行動紹介”>
<link rel=”stylesheet” href=”style.css”>
</head>
<body>
<h1>柴犬の1日</h1>
<p>ひたすら散歩</p>
</body>
</html>
rel属性にstylesheet,href属性にstyle.cssのファイル指定した。
HTMLファイルの<head>内に<style>タグで指定する。
2番目はHTMLファイルの<head>内にCSSを書き込む、CSSを記述したHTMLのみに適用されます、前回の様に他のHTMLには反映されません。(特定ページ用)
適用方法
HTMLファイルの<head>内に<style>タグを追加し、その中にCSSを書いて行きます。
例
<!doctype html>
<html lang=”ja”>
<head>
<meta charset=”UTF-8″>
<title>柴犬の1日</title>
<meta name=”description” content=”柴犬好き、日々の散歩”>
<style>
h1 {color: #f00; }
p { font-size:18px; }
</style>
</head>
<body>
<h1>柴犬の1日</h1>
<p>ひたすら散歩</p>
</html>
</style>
</head>
</html>
2024.02.08 (60)
HTMLタグの中にstyle属性を指定する。
HTMLタグに直接CSSを書き込む方法、マイナス面は、1つ、1つのタグに指定するので手間がかかり、メンテナンスも難しくなります。プラス面はCSSを上書きしたい時や一部のデザインだけ変更したい時は便利です。
適用方法
タグ内にCSSを書く時は、各タグの中にstyle属性を指定する。
例
<!doctype html>
<html lang=”ja”>
<meta charset=”UTF-8″
<title>犬の一日</title>
<meta neme=”description” content=”犬の好きな物”>
</head>
<body>
<h1 scyle=”color: #f00;“>犬の一日</h1>
<p stlye=”font-size: 18px;>直ぐ散歩</p>
</body>
</html>
結果
柴犬の1日
ひたすら散歩
柴犬の1日
ひたすら散歩犬の一日
犬の一日
HTMLのタグ内に直接CSSを書き込む
<h1 scyle=”color: #f00;“>犬の一日</h1>
<p stlye=”font-size: 18px;>直ぐ散歩</p>
一般には(CSSファイルを読み込んで適用させる方法を使う)
2024.02.10 (180)
テキストエディターを起動→CSSコードを書く→CSSファイルを保存→HTMLファイルの<head>内からCSSファイルを読み込ませる。
例
<!doctype html>
<html lang=”ja”>
<head>
<meta charset=”UTF-8″;>
<title>柴犬の1日</title>
<meta name=”description” content=”柴犬好き、日々の散歩”>
<link rel=”stylesheet” href=”style.css”>
CSSのファイル名のルール
日本語やスペースや記号(一部)は使えません、ファイルには(.css)と言う拡張子を付ける
CSSの文法
名前 | 例 | 内容 |
セレクター | h1,{ } | どの部分を装飾するかを指定する。{~}内 |
プロバティー | color 、: | セレクターで指定された部分の何を変えるか(色、サイズ、背景 等)を書く、プロバティーに続けて、値との間には:(コロン)を書いて区切る |
値 | white 、; | 外観をどのように変えるかを書きます。(白、赤、どの画像、どういうサイズ)値の最後に;(セミコロン)を書く |
例
h1{color:white:}
CSSを書くルール
半角英数字で書く、出来れば小文字で統一する、同じ装飾を指定する時は、カンマ(,)で区切る(数や順番は関係ない)、どの行にもセミコロン(;)を付ける様にする(訂正時エラーにならない為)
例
h1 {color:white;font-size:20px;}
単位を指定する
単位 | 読み | 説明 |
px | ピクセル | 画面上の最小単位(1ピクセル)を基準とした単位 |
% | パーセント | 親要素のサイズを基準に割合で指定した単位 |
rem | レム | ルート要素(HTML要素)に指定されたサイズを基準とした単位 |
単位 | 読み | 説明 |
px | ピクセル | 絶対値、指定したサイズから変動する事は無い |
% | パーセント | 相対値、要素のサイズによって変動する |
rem | レム | 相対値、要素のサイズによって変動する |
例
h1{font-size:20px;}
要素の中の要素に指定する
複数のセレクター(下記に意味を纏めます)を半角スペースで区切ると、指定した要素の中にある要素に装飾指定出来ます。例えば<div>タグの中にある<p>タグがあるとき、セレクターを(div p)というように半角スペースで区切って(<div>タグの中の<p>タグ)と指定できる。
セレクター | 内容 |
タグ名セレクタ | タグ名をそのまま書く事で特定のHIML要素にスタイルを適用できます。例えば<p>は全ての段落要素に対してスタイルを指定します。 |
IDセレクタ | #を使って特定のIDに対してスタイルを指定します。#my-elementはIDがmy-elementの要素に適用します。 |
クラスセレクタ | . を使て特定のクラスに対してスタイルを指示します。例えば .my-classはクラスがmy-classの要素にスタイルを適用します。 |
子孫セレクタ | 要素の中に別の要素が入る場合、子 要素を選択する為に半角スペースを使います、例えば、 .Parent .child は親要素内の子要素にスタイルを適用します。 |
疑似クラスセレクタ | 特定の状態にある要素を選択する為に使用されます。例えば :hoverはマウスが要素上にあるときにスタイルを適用します。 |
下記の様にHTMLに<div>タグで囲まれた<p>タグと囲まれていない<p>タグが有った場合CSSで(div p)に対しての装飾が書かれると、<div>タグで囲まれていない方の<p>タグの文字色が変わりません。
例
HTML
<div>
<p>チャチャ柴犬</p>
</div>
<p>走る柴犬</p>
CSS
div p {color:red;}
結果
チャチャ柴犬のみ色が赤になる。
2024.02.11 (180)
文字の大きさを変える(font-size)
font-sizeプロバティは文字のサイズを指定します。大きさは主に px,rem,%(数値)を使います。
キーワード xx-small,x-amall,small,medium,large,x-large,xx-large(mediumが標準サイズ)
ページの基準となる<html>タグに(font-size:100%;)を指定するとブラウザーのデフォルトの文字サイズ、またはユーザーがブラウザーの環境設定により調整したサイズを基準に相対値を設定出来ます。それに対して(px)で指定したサイズは、基準サイズと関係なく絶対値として設定されます。
例
HTML
<body>
<h1>猫の一日</h1>
<h2>ひらすら寝ています</h2>
<p>
猫は毎日12〜16時間は睡眠をとると言われています。
ただし、熟睡している時間は意外と少なく、ほとんどが浅い眠りです。
物音がするとすぐ目を覚ますのはそのせいなんですね。
</p>
</body>
</html>
CSS
@charset “UTF-8”;
html {
font-size: 100%;
}
h1 {
font-size: 2rem;
}
h2 {
font-size: 20px;
}
結果
猫の一日
ひたすら寝ています。
猫は毎日12〜16時間は睡眠をとると言われています。 ただし、熟睡している時間は意外と少なく、ほとんどが浅い眠りです。 物音がするとすぐ目を覚ますのはそのせいなんですね。
適切な文字サイズは
文字サイズは小さい程 読みにくくなります。一般的には(14px~18px)が良いですが 高齢者が対象で有れば大きめの文字にしましょう。文字サイズの種類は5種類以下が望ましい
見出しとジャンプ率
ジャンプ率とは、見出しと本文の文字の大きさの差をいい、ジャンプ率が高いと躍動的な雰囲気になり、低いと上品で落ち着いた雰囲気になります。
フォントの種類(font-familyプロバティ)
font-familyプロバティを使ってフォントの種類を指定します。指定したフォントをユーザーがインストールしていない場合は、ブラウザーで設定しているデフォルトのフォントで表示されます。CSSの設定では複数のフォントを指定でき、フォントの種類を( , (カンマ))で区切って先に指定した物から順に適用されます。ブラウザによっては、日本語のフォント名を識別できない為、英語表記のフォント名も同時に指定する。
フォント名
フォントの名前を記述、日本語名やフォント名にスペースが含まれている場合は、フォント名を( ’ )シングルコーテーションまたは、( ” )ダブルクォーテーションで囲って指定する。
キーワード
sans-serif(ゴシック系)、serif(明朝系)、cursive(筆記体)、fantasy(装飾系)、monospace(等幅)から指定する。
例
@charset “UTF-8”;
h1 {
font-family: serif;
}
h2 {
font-family: “游ゴシック体”, “Yu Gothic”, YuGothic, sans-serif;
}
p{
font-family: “ヒラギノ丸ゴ Pro W4“,”Hiragino Maru Gothic Pro“, sans-serif;
}
結果
猫の一日
ひたすら寝ています。
猫は毎日12〜16時間は睡眠をとると言われています。 ただし、熟睡している時間は意外と少なく、ほとんどが浅い眠りです。 物音がするとすぐ目を覚ますのはそのせいなんですね。
分析
serif;(serif(明朝系))のフォントの指定、sans-serif;(複数のフォントを指定している)
ヒラギノ丸ゴ Pro W4、Hiragino Maru Gothic Pro 日本語名、フォント名にスペースが含まれているので( ” )で囲む
フォントの種類
名前 | 解説 |
明朝体 | 文字的には縦が太く、横が細く、丁寧でかしこまった印象になり和風で長い文章に適して居ます。 |
ゴシック体 | 縦横の線が同じ太さで文字として読み易く万能です。見出しやタイトルに多く離れたところからでも認識しやすい。 |
装飾系フォント | 装飾目的の為、見せるが目的です。本文に使わないで見出しなどに留める。 |
本文のフォントはシンプルな物にする。
文字の太さを変える(font-weightプロバティ)
font-weightプロバティでフォントの太さを指定します。1~1000の任意が可能です。通常は normal や bold のキーワードで指定するのが一般です。
キーワード
nomal(標準), bold(太字), lighter(1段階細く), bolder(1段階太く)
数値 1~1000の任意の数値
例
@charset “UTF-8”;
p{
font-weight: bold;
}
結果
通常の太さのテキスト
太字にしたテキスト
長文に太字は使わない。(字がつぶれて見づらい)
行の高さを変える(line-heightプロバティ)
行間を指定する時はline-heightプロバティを使う、文字サイズより大きくする。オススメ数値は 1.5~1.9の間です。
指定方法
normal ブラウザーが判断した高さ
数値(単位無し) フォントサイズとの比率で指定 (一般的)
数値(単位有り) px,em,%等の単位で数値を指定
文章を揃える(text-align)
left(左揃え),right(右揃え),center(中央揃え),justify(両端揃え)一般的。
Webフォント
フォントファイルがWebサーバー上にある為、インストールして居ないフォントも表示できる。
例
Google Fonts( https://googlefonts.github.io/japanese/ )
手順
1 Google Fontsにアクセス(使いたいフォントを探す。)
2 フォントを選択する(フォントリストをクリック)
3 HTMLファイルに取り込む(Embedタブをクリックしてコードを取得<link>部分に書かれてコードをHTMLのhead内に記述する。
4 CSSファイルにスタイルを指定(CSS rules to specify families)に書かれたコードをCSSファイルのフォントに適用させたい要素に対して記述します。
例
h1{
font-family: ‘M PLUS Rounded 1c’,sans-serif;
}
2024.02.12(120)
色の指定方法は3つ有ります。
方法 | 内容 |
カラーコードで指定する (6桁の英数字で) | #(0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,a,b,c,d,e,f)6桁のうち左2つが赤、真ん中2つが緑、右2つが青の度合いを表しています。0に近い程 色は暗くなります。fに近い程 色は明るくなります。例 #ffffffは白、#000000は黒。または次の書き方でも可能です。(3桁に省略可能)白 #fff, 赤 #f00。 |
RGB値で指定する | RGBの数値を組み合わせて指定する方法、RBGとは赤(red),緑(green),青(blue)CSSの記述方法は、RGBの数値となります。数値は0(黒)~255(白)まであり、白{rgb(255,255,255)},黒{rgb(0,0,0)}さらに この指定法は透明度を表すAlpha値も指定できます。透明度は(0は透明、0.5は半透明、1は不透明)。白の半透明指定の場合{rgb(255,255,255,0.5)}となります。Web上のカラーピッカーを使えば、カラーコードは左に表示されます。 |
色の名前で指定する | 色の名前で指定します。赤(red) 青(blue) ただし細かい色調整は出来ない。例 pink,tomato,orange,gold,plum,等 |
文字に色を付ける(colorプロバティ)
指定方法 | 説明 |
カラーコード | #(ハッシュ)で始まる3桁または6桁のカラーコードを指定 |
色の名前 | red,blueなど決められた色の名前 |
RBG値 | rgbから書き始め(,カンマで区切って指定)透明度を含める場合はrgbaから始め(,カンマで区切って指定)0~1の間で記述する。 |
例
@charset “UTF-8”;
h1 {
color: #0bd;
}
h2 {
color: navy;
}
p {
color: rgba(10, 130, 165, .5);
}
背景に色を付ける(background-colorプロバティ)
背景に色を付ける場合は、background-colorを使います、ページ全体に色を付ける場合<body>タグに対して指定する。
例
@charset “UTF-8”;
body {
background-color: #fee;
}
h1 {
background-color: #faa;
}
無彩色は 9a9a9a,646464,等(赤緑青の2つの組み合わせが同じで有れば)直ぐに無彩色になる。
色の効果
色 | 効果 |
色相 | 色を円状に並べた物を色相環といい、対面色を補色、隣の色を類似色相と言う。 |
明度 | 明るさの度合い、高い程 白に近付き爽やかなイメージになり、低い程 黒に近付き落ちついたイメージになる。 |
彩度 | 色の鮮やかさを表し、高いと華やかなイメージに低いと大人ぽいイメージになります。 |
暖色 | 赤が中心で、暖かく高揚させるイメージ。 |
寒色 | 青が中心で、見た目に涼しいく真面目なイメージ。 |
中性色 | 緑が中心で、温度を感じない色相。 |
無彩色 | 白、黒で調和がとり易くスタイリッシュな印象。 |
色のイメージ
色 | 主なイメージ |
赤 | 熱い、強い、警告 |
オレンジ | 親近感、喜び、ビタミン |
黄色 | 好奇心、幸福、希望 |
緑 | 自然、調和、リラックス |
青 | 冷たさ、誠実、知性 |
紫 | 高貴、不吉、神秘 |
ピンク | 可愛い、柔らかい、幻想 |
茶色 | 安定、伝統、地味 |
白 | 潔白、平和、無機質 |
黒 | 高級、硬い、恐怖 |
トーン(明度と彩度を組み合わせた概念)とは
トーン | 明度 | 彩度 | 内容 | イメージ |
ペールトーン | 高 | 低 | 薄い | 可愛い、女性的 |
ライトトーン | 高 | 中 | 浅い | 柔らかい、爽やか |
ブライト トーン | 高 | 高 | 明るい | 楽しい、健康的 |
ストロングトーン | 中 | 高 | 強い | 信頼的、存在感 |
ディープトーン | 低 | 高 | 濃い | 深み、伝統 |
ビビット トーン | 中 | 高 | 鮮やかな | 派手、華やか |
ライトグレイッシュ トーン | 高 | 低 | 明るい灰 | 上品、落ち着いた |
ソフト トーン | 高 | 中 | 柔らかい | 和み、上品 |
グレイッシュ トーン | 中 | 低 | 灰 | 地味、都会的 |
ダルトーン | 中 | 中 | 鈍い | 濁った、エレガント |
ダークトーン | 低 | 中 | 暗い | 男性的、丈夫 |
ダークグレイッシュトーン | 低 | 低 | 暗い灰 | 重い、陰気 |
色の比率
ベースカラー
基盤となる色でシンプルな色を選ぶのがベスト(70%) オススメ
メインカラー
デザインの中で最も見て欲しい色、全体の雰囲気を印象出来る大切な色(25%) オススメ
アクセントカラー
メリハリをつけるワンポイント ボタンなどに使う(5%) オススメ
CSSでコメント
HTMLでは、<!– と –> を使いましたが、CSSの場合 /* と */ で囲めば表示できます。
例
/* メインコンテンツここから↓ */
/* h1 { font-size: 20px; } */
/* 複数でも
問題なく
コメント
*/
次は背景に移ります。
コメント