ワールドワイドウェブ(www)法務
知的財産権とは
知的な創作活動から生まれた成果をいう、経済的な価値を認められた権利で例として、著作権、特許権、意匠権、商標権などがある
著作権
知的財産権の一部で文章や音楽や動画などを無断で使用すると著作権侵害になる
知的財産権→著作権→著作者の権利→著作者人格権&財産権
著作権は死後70年間保護される
無方式主義
著作物は創造された時点で発生していて登録などは必要ない、イラストやWebぺーじのHTMLも該当する(方式主義は登録が必要)
法人著作
社員が職務上制作した物の著作者は法人となる、個人が転職などで持ち出すと侵害になる
ただし、次の条件を満たさなければならない
法人名で公表されている事(Webぺーじなど)
社員が仕事の一環で作成している事
社員が著作者にならない契約になっている
許諾と引用
許諾とは
著作権者から使用して良いと許可を口頭や文章で貰う事(出来れば書面が望ましい)
引用とは
著作物の一部を自分の著作物の中に使う事(正当なルールに従う)、著作権者の許可は要らない
代表的なルール
自分の文章の主として使用しない、使う必要性が有る、引用部分をはっきり示す、誰からの引用かを明記する、引用を勝手に加工しない、公開されている著作物のみ可能、引用は最小限の利用にとどめる
改正著作権法
時代の変化に対応して著作権法の内容が変更される事
違法にアップロードされた著作物は私的ダンロードでも侵害にあたる
たまたま映つてしまった物は良いが意図的はNG
クリエイティブコモンズライセンス
著作物の利用ルールを明確に示す仕組み、(この条件なら使ってもいいですよ)など事前に許可するライセンスです
表示 | 意味 |
BY | 作者の名前を表示すれば使用OK |
NC | 商用利用は不可、非営利ならOK |
ND | 編集や加工は不可、原型ならOK |
SA | 加工して同じライセンスを付ければOK |
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産業財産権
ビジネスや産業の為の知的財産を守る法律上の権利、下記の権利に分類されます(特許庁が管理)
権利名 | 内容 | 例 |
特許権 | 技術的な新しい発明 | 新しいエンジンの仕組み、A技術など |
実用新案権 | 形状、構造、組み合わせなどの考案の保護 | 開けやすいペットボトルの蓋の形状など |
意匠権(いしょうけん) | デザインの保護 | スマホのデザイン、家具の形など |
商標権 | ブランド名ロゴなど | 大企業のロゴや文字 |
不正競争防止法 | 産業財産権ではカバ-しきれない違反 | 前の会社の技術を使う、類似文字、原産国の偽りなど |
注意点
著作権は文化庁が管理(産業財産権の覚え方)
とくじついしょう君は産業界のみかた
とく→特許、じつ→実用新案、い→意匠、しょう→商標
個人情報保護法
個人を特定できる情報を勝手に使わない法律(企業は適切に扱う)
個人情報取扱業者
個人の情報を使って居る会社を言う(病院、学校、アプリ会社等)、漏洩や改ざんなどの監視をする義務がある
個人情報の第三者提供
他人に個人情報を渡す事を言う、第三者に渡す場合は本人の同意が必要、ただし法令や生命にかかわる場合は該当しない、業務委託業者は提供しても大丈夫です。
知的財産権、個人情報保護法、以外の法務関連知識
項目 | 説明 |
特定商取引法 | 消費者が騙されないようにする法律(訪問販売など)クーリングオフなど |
特定電子メール法 | 主に迷惑メール等を言う、営利目的メール(オプトイン、事前同意が必要) |
景品表示法 | 嘘の広告を禁止して消費者を守る法律 |
補足
オプトアウト→配信停止の方法も記載しなければならない
優良誤認表示→性能の偽り、有利誤認表示→価格の偽り
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練習問題
問題 | 回答 |
出典を明示すれば小説を自分のサイトに記載できる | x |
個人情報を提供できるのは法令に基づく場合だけである | x |
ウェブサイトの運営には特定商取引法が適用される | 〇 |
規定される個人情報取扱業者は1000人以上の企業が対象 | x |
不正に保全されたデーターコンピューターは破棄できる | x |
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